日本特殊清掃センター

【未経験者必見!】最速でゴミ屋敷を片付ける方法・段取りを紹介

皆様、こんにちは。

特殊清掃センターの村上です。以前ゴミ屋敷のお片付けを実施している最中に防護服を着用しながらの作業だったため熱中症になり、かなり辛い思いを経験したことがあります。これからゴミ屋敷の片付けをされる予定のある方は、適度に休憩、水分と塩分の補給を怠らないように気を付けてくださいね。それでは最速でゴミ屋敷を片付ける方法・段取りについて解説します。

 

片付ける前にすべきこと

 

ゴミ屋敷を片付けるにあたって、事前準備するべきことがいくつかあります。これらは初めに決めておくことで作業効率を格段に速くすることができるくらい重要な事なので、しっかりと目を通していただけたらと思います。

 

地域毎に決められているゴミの分別方法を調べる

 

各都道府県だけではなく、各市町村でゴミの分別方法は違うので初めに把握しておきましょう。自分が住んでいる地域と片付ける家の地域が離れている場合は要注意です。分別方法だけではなく袋の指定がある地域もあるので、どのような袋が使えるかも確認しましょう。実際に我々もゴミ屋敷清掃のご依頼があった際は必ず袋と分別方法は事前に調べてから作業を開始します。

 

処分方法を決める

 

ゴミの分別方法が把握出来たら次は処分方法です。これらも方法ごとにやり方が変わってくるので最初に決めておく必要があります。処分費用や時間がそれぞれ違いますが、片付けられる方本人が何を優先するかを判断するための材料としてご活用ください。それぞれ利点を最初に記載しておきます。

※冷蔵庫、洗濯機、TV、エアコンなどはリサイクル費用が必ず発生します。

★が多ければ多いほど負担が大きい。 ✰5つを最大基準とします。

① 定期集荷のゴミ収集車に小分けして処分してもらう

時間★★★★★ 費用★✰✰✰✰

今まで毎週ゴミ出しをしていた場所に数袋ずつ処分する方法です。この方法は時間に余裕があり、毎週家に通うことができる人ぐらいしかできません。なぜなら1回の回収につき数袋しか回収してもらえないからです。ですが金銭面ではかなり節約ができます。袋物のゴミならば実質無料で処分できるといっても過言ではありません。

② 地域の処分場に持ち込む

時間★★★✰✰ 費用★★★✰✰

一般廃棄物処理場にご自身の車を使って持ち込む方法になります。トラックがあれば往復回数が少なくて済むのですが、今回は一般家庭にあるサイズの車だと仮定して評価を付けています。処理場が近くにあればガソリン代、時間も削減できますが、距離が離れているとかなり厳しいといえます。①番に比べるとお金はかかりますが仕分け済みのゴミ袋が部屋から無くなるので精神的に楽にはなります。軽トラックが運転できる方や、トラックの運転免許を持っている方は有効な手段と言えますね。

③ 一般廃棄物収集許可業者に取りに来てもらう。

時間★✰✰✰✰ 費用★★★★★

ネットで『○○市 一般廃棄物運搬許可業者』と検索して、いくつかの業者に電話して相見積もりを取り、回収に来てもらう方法です。業者によって収集に来てくれる業者と収集に来ることができない業者がありますので、来てくれる業者の金額などを確認して自身の条件に一番合った業者を選びましょう。よほど多い量でなければ、車1台で1,2名ほどで回収に来てくれます。気を付けるべき点は全て仕分けが終わった状況で来てもらわないと、全て回収してもらえないという点です。①,②に比べると最短でゴミを減らせる代わりに費用が一番高くなります。しかも、家の中のゴミを袋に詰めたのに最終日までゴミ袋を置いておかないといけなくなるため、体力と精神的にかなり難易度が高いです。

 

道具(備品)をそろえる

 

ゴミ屋敷を片付けるにあたって必要に備品はいくつかあります。

①ゴミ袋 

45ℓ、70ℓ、90ℓのサイズの中から選ぶのがおススメ。袋の厚さは0.03mmの袋が好ましいです。薄い袋の方が安くて選ばれがちですが破けやすいため、2重にしたりもう1度拾わないといけなくなるストレスを避けるために分厚い袋を推奨します。

※使える袋は地域ごとに使用できる袋は違うため事前に確認が必要

 

②段ボール

すべてゴミになるのではなく、中には残しておきたいものや危険物もあるのでミカン箱サイズの段ボールがあると効率よく片付けることができます。

③紐

主に書類や本、毛布や布団など主に袋に入れるのが難しい物に使用します。紙類は袋に入れると破れやすいため紐を推奨します。これらが比較的に少ない家を片付ける場合は紐を用意しなくても大丈夫です。

④手袋、スリッパ、マスク

自分の家族の家、知り合いの家だからといって何も装着せずに片付けるのは危険です。怪我をする恐れがあるので、最低でもこの3つは着用しましょう。

⑤箒、塵取り

特に塵取りは片付けている最中も大活躍します。細かいゴミを一気にすくうことができて時間効率が格段にアップします。ある程度片付いたら箒と塵取りで細かいゴミを拾うのに使用しましょう。

 

片付ける手順

 

 

ここまで記載した内容が準備できれば、後は実際に片づけていくだけです。ゴミ屋敷を片付ける際の段取りはかなり大事なので、是非ご参考にして頂ければ幸いです。

まずは玄関の足元から

 

部屋の中からではなく、入口の玄関から片付けていきましょう。理由としては家から出したいものを出す際に玄関が片付いていないと出しにくくなるからです。作業の前半では袋に入れ終わったゴミ袋を溜めていくスペースとして活用する為、初めに終わらせておく必要があります。玄関の外に物が置けそうになければベランダから始めるのも一つの手と言えます。

動線を作りながら奥へ進めていく 

 

片付けるにあたって動線はかなり重要です。動線とは自分たちの動けるルートのことを指します。もし家の中の足元がゴミの山になっている状態だとします。その上を歩き続けると足をひねって怪我をする恐れもありますし、何よりも片付けている場所が片付いているかどうかが分かりにくいです。そのためにも玄関と廊下は一番往復するスペースになるので初めに終わらせておく必要があります。

玄関に一番近い部屋を片付ける

 

廊下が終わったら、玄関から一番近い部屋に手をつけましょう。前半で片付けたゴミ袋は玄関にストックすると言いましたが、それは玄関から一番近い部屋を片付け終えるまでです。玄関→廊下→玄関に一番近い部屋の順番で進行していきます。

1部屋ずつ終わらせていく

 

最初の一部屋が終われば、作業効率が格段にアップします。なぜなら仕分け済みのゴミ袋を部屋に溜めれるからです。燃えるゴミと燃えないゴミの袋を部屋の両サイドに分けて置きましょう。そうすることによって上記の3パターンある処理方法に全て対応できるからです。何も考えずにゴミ袋を溜めていくと後々ゴミ袋を処分する際に無駄な時間を使うことになるので必ず分けましょう。

ライター、電池、マッチ、スプレー缶は分けましょう

 

作業中これらが出てきた際は必ずそれぞれの専用の袋、もしくは箱に分けましょう。これらは全て発火する可能性が高い物です。危険物と呼ばれるカテゴリーに含まれますので、地域ごとに処分方法も違います。必ず自分の地域の処分方法に沿って処分しましょう。

自分たちでは無理だと判断された方へ

 

これらの記事を読むと、『全て片付けるのに何日かかるだろう』『自分たちでは到底無理だ』と感じられる方は少なくないと思われます。そんな時は特殊清掃センターにお任せください。我々はゴミ屋敷にお住まいの方が室内で孤独死をされ、特殊清掃と遺品整理の両方を実施するといったケースになろうとも対応が可能です。そういった経験が豊富で数々の事績を残しております。費用面で心配される方が多くいられますが、特殊清掃センターはお客様の予算に合わせたプランのご提供が可能となっております。極端な例で言うと、4LDKの家のゴミ屋敷を玄関、廊下、2部屋だけを我々が片付けて、残りはお客様がご自身で片付ける。といったお客様のご意見に沿ったプランを一緒に考えて、一番納得のいく答えをご提供させていただきます。

まとめ

ゴミ屋敷のお片付けはすべてゴミとは限りません。中には想い出の品物が混ざっていたり、現金や貴金属が混ざっている可能性がございます。大きな家具の処分や家電製品の廃棄も考えると個人の力ではかなり時間と労力が必要となります。本当にどうしようもなくなった際はお一人で抱え込まず、いつでもお気軽に特殊清掃センターにご相談ください。お見積り、ご相談は無料にて承っております。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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