皆様、こんにちは。特殊清掃センターの村上です。
細菌、自宅でペットと共に暮らされている方が多くなりました。ですが同時に規制なども厳しくなり、『ペット禁止』のマンションが多くなってきました。そのため『ペット可』のマンションも作られるようになりました。ただ、退去時にお金のトラブルが多いのが現状です。入居時に保険に加入するシステムが一般的ですが、ペットによる損傷の全てが保証されるわけではない為に退去時に高額請求をされるケースも珍しくありません。そこで今回は【ペット可能物件でも原状回復には保険が使えない理由と安価で済ませれる方法】を解説いたします。
全ては保険会社の契約次第
ペットによる傷や汚れに対する保険の適用は、保険会社や契約に依存します。通常はオプションシステムを活用してペットによる損害が一部カバーされることがあります。ただし、条件や契約があることが一般的で、具体的な保険契約を確認することが重要です。ここからはもう少し具体的によく取り入れられている契約を紹介したいと思います。
ペット保険
一部の保険会社は、ペットによる賃貸物件の損害をカバーする特別なペット保険プランを提供しています。これらの保険は、通常、家賃払いとは別に料金がかかります。プランには種類があるので、自身が加入するプランは把握しておきましょう。
責任免除
賃貸物件の保険には、賃貸人が負担する責任を特定の範囲内で免除するオプションが含まれていることがあります。これにより、ペットによる損害がカバーされることがあります。ただし、特定の条件や制約が適応されることが一般的です。
退去時によくあるトラブル
入居時に物件保有者とペットを飼っている賃貸人の間でコミュニケーションをとっていても、退去時にお金のトラブルになることがよくあります。そうならない為に明確な契約条件を設定することが大事になります。また、ペット飼育に関連する問題を事前に文書化し、退去時の処理について合意を取ることが重要です。ここからは退去時によくあるトラブルを解説していきます。
①ペットによる損害の修復費用
ペットが物件に損傷を与えた場合、その損傷の修復費用について賃借人と所有者との間で合意が取れないことがあります。例えば、壁や床の傷、噛まれたドアや窓などが含まれます。
②クリーニング
ペット飼育の為、物件内にペットの毛や臭いが残った場合、クリーニングに関する費用の問題が生じることがあります。ペットによる臭いの除去やカーペットのクリーニングなどが含まれます。
③ペットデポジットの返金
物件所有者がペットデポジットを受け取った場合、そのデポジットの一部、、または全額の返金についての紛争が発生することがあります。デポジットの適切な利用に関する合意がない場合が含まれます。
④ぺット許可の変更
物件保有者がペット飼育を許可するポリシーを途中で変更した場合、既存のペットを飼っている賃借人にとって問題となることがあります。ペット飼育を続けるかどうかについての紛争が生じることがあります。
トラブルを避けるためにはどうするべきなのか
上記の問題以外にもトラブルはありますが、大半の問題は入居時に契約内容に記載されている情報とは別に文書化をすることで解決できます。口約束は後に問題が起きた際、全く証拠にならないので、書類を用いて準備することをおすすめします。
我々特殊清掃センターにペットを飼っている方からお部屋の原状回復のご依頼が数多くいただく中で最も多いトラブルは『ペットによる損害の修復費用』です。
物件保持者もしくは不動産の提携している業者を紹介してもらったけど、見積金額が高すぎて払えない。現状回復の相場は本当にこのくらいなのか?不安を抱えてお問い合わせをいただくことは決して珍しくはありません。退去時に原状回復が必要な場合、もしくはトラブルを避けるために先に原状回復をしたいと考えられていられる方は、是非特殊清掃センターにお問い合わせください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。