日本特殊清掃センター

【超初心者向け】特殊清掃とは何か、読めば誰でも理解できる特殊清掃について

 

特殊清掃は普通の清掃と何が違うのか

 

 

特殊清掃は一般的には事件や事故、孤独死などの現場にて遺体の腐敗によってダメージを受けた室内の原状回復業務のことを指します。

室内だけではなく、時には室外の現状回復も行います。

他にもペット臭が染みついた室内の消臭や、火災現場のススの消臭だったりと幅広くジャンルが分かれております。

普通の清掃だとここまでのことは出来ませんので、専門的な知識と技術が必要になるのが特殊清掃だと覚えておきましょう。

 

特殊清掃が必要な現場はどんな現場か

 

 

臭いや衛生面が異常なほどに悪い状態の場合は特殊清掃に部類されます。

一般的には亡くなられた後の部屋の原状回復がイメージされやすいですが、亡くなられていないケースも数多くあります。例えば、同居人が病を抱えていて室内で吐血をしてしまって入院されている間に吐血を清掃するのも特殊清掃に含まれますし、ペットを飼っていられる方が部屋を退去時、あるいは売却する際に部屋のペット臭を消臭したりなど、生存されていても特殊清掃が必要な状況というのは多々あります。それでは特殊清掃センターが日々お問い合わせを頂く中で最も多いカテゴリの順番でご紹介させていただきます。

 

 

孤独死

 

 

圧倒的に多いのは孤独死になります。全体の約80%は孤独死の案件です。得に高齢者の方が多く、少子高齢化の進む現代の日本は高齢者の孤独死の件数は年々上昇し続けています。また、熱中症が原因でお部屋で亡くなられる方も多いのでそれも孤独死の割合が多い理由の一つと言えます。

 

自殺現場

 

 

これを聞くと悲しい気持ちになりますが、自殺現場の特殊清掃も少なくありません。

TVやラジオ、新聞などで報道されていていない自殺現場もありますので皆さんが想像しているよりも自殺件数は多いと思います。【2023年最新データ】

 

 

ペット臭

 

 

犬や猫などの獣臭と呼ばれる臭いは簡単には無くなりません。ペット臭は時によって室内を一部解体しないと臭いが完全に取れないくらい強烈な場合があります。良くあるケースは賃貸マンションでペット禁止のルールを守らなかったため、退去時に管理会社からの指示により当社にお問い合わせを頂くケースです。クロスは爪で剥がされ、床は体毛や尿が染みついたフローリングになっていますので、あまりにも状態が悪いと管理会社に連絡をして部屋の一部の解体の許可を取ったりします。

 

糞尿

 

 

先ほどのペットの糞尿とは違い、人の糞尿の特殊清掃の依頼もあります。

精神病を持った方だったり、年齢的にトイレに行くのが難しい方だったり事情は様々ですが室内の清掃、除菌消臭のご依頼も承っています。

 

事件現場

 

 

室内や室外で事件が起きた際血痕などを清掃、除菌消臭するのも特殊清掃士の業務となります。その場合は警察による検視の後に現場に立ち入ることが許され、その土地の管理者からのご依頼が一般的になります。

 

火災現場

 

 

家が燃えてから消火活動後に、ススの消臭や焼け残った家財の回収を特殊清掃士が行います。ススが残っている状態だと室内でまともに空気を吸うのが難しいです。

そのため全身防護服や防毒マスクが火災現場でも必要になります。

これらは完全に燃えきった家ではなく、一部燃えた場合のみ作業を行います。

 

特殊清掃の相場金額と理由

身の回りの方に聞いてもほとんどの方が分からないと議論になるのがこの話題です。

特殊清掃業界は金銭トラブルが多く、『ぼったくりじゃないのか?』『詐欺業者じゃないのか?』と疑われやすいのが現状です。ただし現場の状態によって金額は大幅に変わりますので、今回は初心者向けの解説ということでかみ砕いて解説致します。

 

特殊清掃の相場金額

残置物処理費用

原状回復費用

¥235,839

¥381,111

 

 

この表が一般的な特殊清掃の平均単価になります。

(但し、孤独死の特殊清掃の平均なのでペット臭、火災、事件現場は含まれません。)

原状回復のレベルがどんなに低くても5万円はかかるでしょう。

逆にあまりにも状態がひどいと100万円を超えることもあります。

 

 

ここまでの金額になる理由

ここまでの金額になる理由は大きく4つあります。

この料金内容の解説はこちらから読むことができますのでもっと知りたいと思う方は一緒に目を通していただけたらと思います。

 

特殊清掃業者に依頼する際の選び方

 

 

良心的な業者ばかりではなく、詐欺に近い方法で高額請求をする悪徳業者もいます。

悪徳業者に騙されないためにどうやって業者を選べばいいのかを解説します。

他社の記事を読んでもらえると詳しく解説している業者もいますが、読んでも難しいと感じる方が多いと思いますので、もっと簡単に選ぶことができる判断材料を用意いたしました。

 

相見積もりをとる

 

 

確実に安全な業者を見極めれる方法は、見積もり担当者の方と実際に会話を交わしてから決断する方法です。基本的に特殊清掃の見積もりはどの会社も無料で実施しているケースが多いので最低でも3社相見積もりを取り、見積もりをしてもらうのが良いでしょう。

 

業者の実績数やお客様からの感想の確認

 

 

ホームページがある業者は過去の実績やお客様からの感想をブログに投稿していることが多いのでどこまでのレベルまでやってくれるのか、過去のお客様に満足してもらえているのかを閲覧することができます。

ビフォーアフター写真や作業風景を確認して信用ができるかどうかの判断材料にしましょう。

 

すぐに減額する業者に気を付けて

 

 

相見積もりを取った場合、多くの業者は他社に案件を取られたくないために初めに出した金額からすぐに減額を切り出す業者が数多くいます。そういった業者の信用度はかなり低いので気を付けましょう。金額が安い方がいいのは勿論ですが、安ければいいというものでもありません。

ここで一番注意するべきポイントは、見積もり担当者の料金の説明の仕方です。

詳しい説明もないような業者は後から多額の金額を追加請求される恐れもありますので分からないことがあれば何度も質問しましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。読者の方が特殊清掃について少しでも知識が付いたのであれば大変うれしく思います。特殊清掃についてもっと詳しく知りたい方は他の記事も読んでいただけたらと思います。また特殊清掃についてお悩み、ご相談事などがございましたらいつでもお気軽に特殊清掃センターにお問い合わせください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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