具体的な作業の流れと作業内容
防具を身に着けて入室
防護服・防塵マスク・防護ゴーグル・長靴・グローブ(2重)を正しく身に着け入室します。
STEP01
- 合掌入室の前に故人様に対して合掌します。
STEP02
- 状況確認現場の状況を確認し、まず作業工程を考えます。
STEP03
- 薬剤噴霧業前に部屋中に除菌作用のある専用薬剤を噴霧します。
※感染症を予防するため
STEP04
- 汚染物回収まず初めにすべての汚染物の回収と厳重な梱包をします。
STEP05
- 梱包・搬出腐敗臭が外部に漏れないようにハンドラップなどを使用し梱包、その後搬出します。
STEP06
- 畳・床板撤去布団の下に敷いてある畳にも殆どの場合汚物が付着していますので、畳やフローリングの場合でも撤去し、厳重な梱包をした後に搬出します。
STEP07
- 床板確認畳を撤去し、その下のコンパネ床部分に体液が流れていないか確認します。画像の黒い筋が付いている箇所が畳の隙間より流れ落ちた体液になります。この床板に体液が染み込んだ部分も徹底的に取り除かなければいけません。
STEP08
- コンクリート確認床板を撤去し、一番下のコンクリート部分まで体液が流れていないか確認します。ここで、コンクリートまで体液が流れている場合は、コンクリートを研磨する作業が必要になります。この部分の作業が一番大事で、見落としや妥協をすると腐敗臭は絶対に無くなりません。
STEP09
- コンクリート研磨ダイヤモンドカップリングを使いコンクリートを削る作業風景です。
STEP10
- 薬剤噴霧汚染個所をすべて撤去・清掃後は再度、除菌・消臭に特価した専用の薬剤を全ての部屋中に噴霧します。
STEP11
- 腐敗臭除去薬剤の噴霧後は、オゾン燻蒸機をセットしOST法(オゾンショックトリートメント法)で腐敗臭を除去します。多様な臭気、臭度の強い臭気を短時間で強力に脱臭するため、特殊清掃(孤独死、ゴミ屋敷)といった重篤な臭気の現場からタバコ臭、ペット臭、カビ臭といった日常的な臭気まで幅広く対応可能な脱臭法です。臭いの度合いによりますが、『薬剤噴霧→OST法』の繰り返しが1~3日程度必要な状況もあります。ここまでが特殊清掃になり、その後、家具や日用品などを片付ける遺品整理作業の流れとなります。
使用機材のご紹介
腐敗臭を完全に消すには、機械の力は欠かせません。プロの技術と機械の力で完全消臭します。
機械はカイコーポレーション フォグマスター
高濃度オゾン発生器
高濃度プラズマオゾン発生器。車内や機内をはじめ、飲食店・医療現場・ホテル客室などの空間にも対応。
超高濃度オゾン発生器
世界最高クラス濃度12,000mg/hの大容量プラズマオゾン発生器。倉庫や工場、宴会場や娯楽施設などの面積の広い現場にも対応。
マイクロジェット電動噴霧器
薬剤をミクロの微粒子(粒子径30ミクロン・300ml/分)を広範囲に空間噴霧。通常の噴霧器の不均一さを改善。