なぜ猫のうんちは臭うのか?臭いのレベルによっては獣医に見てもらう必要があります

皆様、こんにちは。特殊清掃センターの村上です。今回は猫のうんちの臭いについて解説していきます。私村上は小学生時代に子猫を拾って『猫を飼いたい』と親に交渉したことがあります。結果は惨敗で知り合いに引き取ってもらいました。(笑) 猫を飼ったことはありませんが、猫のうんちやおしっこを消臭する作業を数多くこなしてきた経験があります。そこで今回は『猫のうんち』の臭いの原因、そして対策方法について解説していきたいと思います。

猫のうんちの臭いの原因とは

 

正直な話、猫のうんちの臭いはきついですよね。『うんちなんだから当たり前だ』と思うのは当然ですが、臭いで猫の健康状態がわかることもあります。以前よりあきらかに臭いがきつく感じる際は以下の理由が該当するかもしれません。4つの原因にわけて解説していきます。

食事内容、栄養バランス

 

猫の食事によって、うんちの臭いが変わります。例えばたんぱく質を多く含む食事を摂るとうんちの臭いが強くなることがあります。普段あげるフードの袋の裏には必ず栄養の詳細や賞味期限が記載されているので確認しておきましょう。時には缶詰などのレパートリーが無いと、ストレスを感じることがあります。極力バランスを考えた食事生活を続けることを意識しましょう。

消化プロセスによる影響

 

猫の消化プロセスは早いため、食べたものが十分分解されずに腸を通過することがあり、それが臭いの原因になります。その中でもたんぱく質を多く含む食事が猫にとっては良いといわれています。その上、食べ物を消化するために新鮮な水を摂取することが重要です。定期的に水は交換しましょう。

腸内のバクテリアによるガスの生成

 

腸内のバクテリアが食物を分解する過程でガスを生成し、そのガスが臭いの原因となります。これは猫の体調によりますが、どうしても気になる方は1回の食事を複数回に分けてあげるとガスの生成の抑止力になります。

健康状態

 

 

猫の健康状態も臭いに影響を与えることがあります。消化器官の問題や感染症などが臭いの原因になることがあります。例えば腸の炎症や消化不良が起きると、うんちの臭いが強くなります。臭いがいつもと違うと感じることがあれば獣医の先生に診察してもらいましょう。

猫のうんちの臭いを抑えるには?

ここからは猫のうんちの臭いを抑える方法を解説していきます。無臭のうんちにすることは難しいですが、この対策が猫自身の健康管理にもつながりますので是非最後まで読んでください。

適切な猫砂を利用する

 

 

 

高品質で臭いを吸収する猫砂を選びましょう。クリンピングタイプや臭いを抑える特性を持つものがあります。猫砂の主な働きはうんちの水分を即座に吸収し、乾燥させて凝固することです。あまり品質の良くない猫砂を使用するとすぐに吸収性が悪くなり、乾燥できずに臭いが充満します。それとダストが多く発生する猫砂を使用すると呼吸器へ影響を及ぼすことがありますので注意が必要です。

猫トイレの清潔保持

 

定期的に猫のトイレボックスを掃除し、古い砂を取り換えましょう。猫のうんちを早急に除去することで臭いを軽減できます。排泄されたうんちとその周りの砂を処分し、新しい砂を追加して混ぜる。基本的なことですが清潔さを保つためには重要です。一定期間使用した猫砂は1か月に1回ほどの目安で交換するのが理想だといわれています。

 

定期的なフィルターや消臭スプレーの使用

 

猫のトイレボックスに消臭フィルターを取り付けたり、専用の消臭スプレーを使って臭いを中和することができます。フィルターはペット用品を取り扱っているお店やネットで購入することができます。スプレーも同様ですが、取り扱いには注意しましょう。自身で希釈しなければいけないタイプは濃度を間違えると、効果を得ることができないこともあります。

適切な食事管理

 

猫に栄養バランスの取れた食事を提供し食事内容に注意しましょう。バランスの取れた食事は消化を改善し、臭いを軽減するのに役立ちます。一般的なキャットフードはたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質を摂取すればするほど臭いはきつくなっていき、消化も間に合わなくなっていきます。穀物、合成添加物が使われていないキャットフードを極力与えてあげることで臭いを抑えることができます。

獣医の診察

 

猫のうんちの臭いが非常に強い場合、健康問題が関与している可能性があるため、獣医に相談しましょう。急激に臭いが変化するとすぐに気づきますが、微妙な変化には気づきにくいので定期的に診てもらうのが理想です。うんちの中に、見慣れないものが混じっていたら要注意です。白い動くもの(寄生虫の全体やその一部)が混じっていたら、確実に腸内寄生虫に感染しています。すぐに受診してください。また、誤食した異物が混じっていたら、猫の様子をよく観察して、元気・食欲がない、吐くなどの様子が見られる場合はすぐに受診をしましょう。
そのほか、ゼリー状のものがのっていたり、混じっていたりすることもありますが、これは腸内の粘液で、健康でも時折出ることがあります。ただし、繰り返し出るなら腸炎の可能性があります。

まとめ

ここまで読んでいただければ理屈と構造がある程度把握できたかと思います。ですが完全に無臭のうんちをする猫はいませんので、そこは理解する必要があります。我々人間もうんちには臭いがありますからね。ただ、同じ空間で家族として過ごす猫の体調管理をする上ではうんちの臭いは日ごろから意識しておくべきでしょう。特殊清掃センターは家の中の猫の臭いを消臭、除菌をすることができます。部屋の中の臭いを消臭をしたい。退去時に不要な家具や小物を処分しつつ、猫の獣臭や糞尿臭の消臭作業をお考えの方は是非、特殊清掃センターにお問い合わせください。お見積り、ご相談は無料にて承っております。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

記事一覧へ戻る